原因帰属について
こんにちは!
札幌カウンセリング銀のすず
公認心理師の土井です。
今回お話しするのは、“原因帰属
(げんいんきぞく)”です。
冒頭から余談ですが、
なぜか私のPCは“原因貴族”という予測変換を
出してきます。
“貴族”ではなく、“帰属”です。
少し堅苦しい言葉ですが、
“帰属”とは、“どこに所属させるか“ “何の管轄
の範囲とするか”といった意味合いです。
(説明すればするほど意味が分かりにくくな
りますね・・・汗)
ということで、原因帰属とは、
ある物事について “誰のせいにするか”
“何のおかげだと捉えるか”
つまり “どこに原因があるとみなすか”
を意味するものです。
例えば、
テストで高得点がとれた時、
あなたならその”結果-原因(理由)”をどう
捉えますか?
・私がすーごく努力したから
・今回は簡単な問題ばかりだったから
・神様が味方についているから
・今回はまぐれに過ぎない
・先生がわかりやすく教えてくれたおかげ
・一夜漬けで頑張った甲斐があった
など、いくつも挙げることができます。
他の例も見てみましょう。
例えば、
テストでとても低い点数をとった時、
あなたならその”結果-原因(理由)”をどう捉
えますか?
・私が全然勉強しなかったから
・今回は難しい問題ばかりだったから
・神様が味方になってくれなかったから
・今回はまぐれに過ぎない
・先生の教え方が下手なせいだ
・一夜漬けしても意味がない身体
他にも様々にあることと思います。
例からもお分かりいただけたように、
原因帰属には様々なパターンがあります。
この原因帰属のパターンに偏りがあると
心の不調や対人トラブルを起こすことがあ
ります。
“いつも自分のせい” だと捉えていると、
自分に対するネガティブな気持ちが募って、
自分を嫌いになってしまいそうです。
自信をなくし、何事にもやってみようと思
えず、心の不調を起こす可能性があります。
実際に、うつ病の患者さんの多くが
「私のせいで」とお話しされます。
“いつも人のせい” にしていると、
自分自身の反省ができず、改善につながりま
せん。
なぜか人付き合いがうまくいかない、なぜか
揉め事が多い、など対人トラブルが起こりや
すくなる可能性があります。
実際に、よく喧嘩する人の多くが
「あいつが悪い」と発言します。
何ごとも、バランスが大事なわけです。
私たちは誰しも、考え方の癖・物事の捉え方の
癖があります。
“癖”という通り、それはほとんど無意識的で、
そう簡単には変化しない
自分でもその癖があることに気づきにくいなど、
少々厄介なものです。
だからこそ、他者と対話をすることで
自分の考え方の癖・傾向を知ることが大事です。
他者との何気ない会話の中で自分のことに気づ
こうとすると、比較・優劣・善悪 といった判断
基準を設定してしまうことがあります。
これは、あまり良い方法とは言えません。
考え方の癖や傾向は、評価するものではないか
らです。
カウンセラーとの対話は、
比較・優劣・善悪 といった判断基準が頭に浮か
んでしまうことなく、
“考え方のレパートリーが増える”
“今までになかった視点を取り入れてみる”
という機会になります。
あなたはいつも「私のせい」と
自分自身に原因帰属していませんか?
あなたはいつも「あの人が悪い」と
他者に原因帰属していませんか?
たまに「私のせい」時には「あの人が悪い」
くらいのバランスが大事です。
「私も悪くないし、あの人も悪くない」
「私の反省点もあるけど、この状況なら仕方
なかった」など、
全てを何か一つに帰属させないことも大事です。
心の不調がなかなか良くならない、
なぜか人とうまく関われない、という方は
札幌の銀のすずpremiumで
“原因帰属”について一緒に考えてみませんか。
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