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過干渉な母親の心理~カウンセリングの場から

過干渉な母親にうんざり

 

 

幼い頃から過干渉の母親にうんざりしてきました。

家を出たくて地元から離れて札幌で一人暮らしを

始め、やっと解放されると思ったのに、就職して

からもいまだに何かと押しつけがましく世話を焼

きたがります。

イヤなのに、親不孝になるかと思うと、無視する

こともできずにストレスが溜まります。

 

このようないわゆる毒親との関わりは、カウンセ

リングの場で常に相談を受けるクライエントの悩

みごとの一つです。

 

経済的な自立はしているが精神的に母親から自立

することができないクライエントの多くは、

「母親を拒絶することはできない」と自分を責め

ますが、ほとんどの場合、問題は母親にあります。

 

カウンセリングでは、それを理解し、自分を追い

つめないようにカウンセラーが促していくことが

あります。

 

 

 

メサイア・コンプレックス

 

 

子供へ過度に干渉する母親や、親切だけれどあり

がた迷惑タイプの人の心の中には、

「メサイア・コンプレックス」というあまり聞き

なれない劣等感が隠れている可能性があります。

 

メサイアとは救世主の意味で、心の中に、人より

劣っているという劣等感と、自分が救われたいが

ために他人や子供を救おうとする、自分が優位に

立ちたいなどが混在している心理状態です。

 

相手の事を考えて役に立ちたいというのではなく、

親切な自分の事ばかりを意識して、親切の押し付

けになってしまうのでしょう。

 

年代的に経済的に自立していない母親でバリバリ

仕事をしている女性への羨望や、学歴へのコンプ

レックス、また妻としての存在価値に不安を持っ

ていることもあります。

 

そのコンプレックスがねじれて、子供に何かを

教えるという形で 干渉するといった行動に表れ

ます。 子供の人生をあれこれと指図することで、

自分の人生を意味あるものにしようとしている、

とも言えます。

 

同時に「私がいなくては何もできない」という

感情を植え付けさせるような言動をすることも

あります。

 

子供への依存が過干渉に

 

 

 

一番の問題は家族間連鎖です。

子供が無自覚に母親のコンプレックスを引き継

いで、いつも「足りない」「満たされない」と

感じ、夫婦関係がこわれたり、子供ができれば、

母親と似たような態度で子供へ接してしまうこ

とがあります。

 

このような親子問題を抱えた方は、母親の過干

渉は子供に依存しているためであることをよく

理解して、自分の心の整理と子供へ依存してい

る母親との関わり方を再考していくことで自分

の人生を少しずつ取り戻すことができます。

 

また毒親であった自分を顧みて、子供のために

カウンセリングを希望される方も増えてきてい

ます。気軽に当カウンセリングルームへご相談

ください。

 

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