不安な心へのカウンセリング~自己効力感
クライアントが強い不安に悩んでいる場合が
あります。
たとえば、仕事でミスをしてしまい、上司か
ら叱責された。自分はもうダメかもしれない
、クビになるに違いない。
一生怯えながらの人生はもう嫌だ。
このような不安がある場合は、カウンセリ
ングと心理療法の技法を使用すると、問題へ
上手に対処することができるようになり動揺
しなくても済むようになります。
当然、不安はミスを防ぐことはできませんし
、かえってミスを増やしてしまいます。
このような不安に効果的なのは、「私には
対処できるという」信念をもつことです。
たとえミスしても人生は終わっていないと感
じている。謝ればいい、状況に適応してリカ
バーできると信じられれば大丈夫です。
これを自己効力感(self-efficacy)と言い
ます。
心理学者、アルバート・バンデューラによ
って提唱された概念で、「特定の状況でうま
く対処できる能力を持っていることの認知」
です。
バンデューラは「恐怖の克服」の分野を専
門に研究をした博士で、彼は強い恐怖の感覚
を克服した人は自分自身に前向きな見方を持
つようになることを証明しました。
自己効力感の高い人は、困難な状況でもそれ
を克服する行動ができると言えます。
元々私たちは安心できる親のもとで、なん
だってできると感じていました。
その世界観をこわした、自分ではどうしよう
もできない、もうダメだと思わせるような絶
望的な気持ちにさせた出来事の記憶が複数あ
るはずです。
心理療法は、それらを見つけて、処理し自己
効力感を高めることができます。
また、再び体へ安心感を取り戻すように学習
をさせていきます。
環境や人間関係を変えてもさまざまな不安や
ストレスに悩んでしまう方は、札幌のカウン
セリングルーム銀のすずのへ思い切ってご相
談ください。
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