回復力(レジリエンス)について | 札幌でカウンセリングなら銀のすずプレミアム

札幌カウンセリング銀のすずプレミアム

ブログ

背景

お気軽にお電話ください
TEL. 011-219-2198

TEL

対面カウンセリングの
ご予約

Counseling

オンラインカウンセリングの
ご予約はこちら

Counseling

回復力(レジリエンス)について

【レジリエンス(resilience)】ってご存知ですか。

日本語かつ心理学で用いる場合でいうと

【回復力】のことです。

 

もとは物理学で用いられる言葉です。

外からの力がかかることを、ストレス

内から跳ね返す力のことを、レジリエンス

と言うそうです。

(物理学の難しい話は分かりません!汗)

 

そこから派生して、心理学の中では、

逆境に耐え打ち勝つ力・苦難を乗り越える

柔軟性といった【回復力】の意味合いに

転じました。

 

* * * *

 

何かショックな出来事を目の当たりにし

た時、誰しも凹むものです。

 

そしてどのように対処することが望まし

いかは、それがどのような出来事であっ

たかによって様々です。

 

しかし、「気持ち」「受けとめ方」につ

いては、出来事の内容に関わらず、

その人のあり方次第で変わります。

 

何があっても、どんな場面でも、どんな

出来事に対しても、レジリエンスがあれば、

乗り越え、回復することができるのです。

 

* * * *

 

そんなわけで、

・レジリエンスを身につけたい

・眠らせたレジリエンスを発揮したい

という方は、ぜひ読み進めてくださいね。

 

* * * *

 

身につけておいて損はないレジリエンス、

どうやって鍛えるのか、どうやって発揮する

のか、という点がやはり気になりますよね。

いわゆる「メンタルの強さ」とも重なる要素

ではありますが、ただ強いだけでなく、

“柔軟であること”がレジリエンスのポイントです。

 

食べ物で例えるなら、

堅いけれど強い力を加えると割れる“煎餅”

ではなく、くにゃくにゃと動き分厚く弾力

ある“コンニャク”のイメージです。

 

ただ強いだけでは、一人で耐えるあまり

いつか爆発する恐れがあります。

でも、柔軟性があることは、様々な場合

に備えがあり、立ち向かう・交わすなど、

いろいろなレパートリーを持っている

安心感があります。

 

 

では、“柔軟性”や“いろいろな

レパートリー”を持つには

どうしたら良いでしょうか。

 

答えは、

人と話すこと・視野を広げること、です。

 

あっさりと言ってしまいましたが、

人と話す・視野を広げる、ってなかなか

難しいものです。

でも、自分だけの世界で選択肢を増やす

のはもっと難しい話です。

自分の目では、せいぜい両手を思いきり

伸ばした半円くらいの範囲しか見えませ

んが、誰かと背中あわせに居れば、

あなたの後ろにある世界のことも教えて

もらえますよね。

そうやって視野が広がると、

物事をいろいろな角度から捉えることが

でき、どんな苦難も跳ね返す柔軟性が

身についてくるのです。

 

これはソーシャルサポートの一つと言われ

ています。ソーシャルサポートとは、

社会の人々との関わりの中で提供される

精神的(愚痴る、相談する、情報、知識

を得る、評価をしてもらうetc)

または物質的(お金、物を借りる、貰う、

力を借りるetc)なサポートであり、

このサポートを受けることはストレスを

和らげる効果があると考えられています。

 

ソーシャルサポートのストレス解消効果

については、受けるストレスの強さに関

係なく、心身の健康に直接プラスの効果

と、ソーシャルサポートが高ストレスの

悪影響を軽減するための緩衝材として機

能するという2つの説があります。

 

そして、回復力を高めるために大事なこ

とをもう一つ紹介します。

 

“自分のことを自分自身で愛せているか”

ということです。

“自分”という存在は、回復力の土台にな

ります。土台が安定していると、回復を

加速させてくれます。

 

 

ある出来事により凹んだ時、

ネガティブな考えをぐるぐると

続けてしまった経験はありませんか。

ある出来事とは関連のないことにまで

「どうせ自分なんて」

「だからこれもうまくいくわけがない」

などネガティブの沼にハマってしまう

ことはありませんか。

 

自己肯定感が高く・自尊感情がある=

自分で自分を愛せている という場合には、

このネガティブ沼に陥ることがありません。

結果、回復力を高める・回復を加速させる、

というわけです。

しかし、自分を無理に愛そうとすることは、

ネガティブ沼にハマるトラップ(罠)にも

なりますのでご注意を!

 

大切なのは、他人の評価を想像せずに、

今したいと思っていることをする、

今思っていることを話す、表現する、

その瞬間の連続が自尊感情を高めるコツです。

 

* * * *

 

レジリエンスは、少なくとも現在の

研究段階では目に見えない力であり、

測定できない概念です(測定尺度で

数値化させることも可能ではありま

すが)。

おそらく誰しもレジリエンスは

それなりに持っていて、それを

発揮できているか・眠らせているか、

という違いがあります。

したがって、

人と話す・視野を広げる、自尊感情

を高めることでレジリエンスが開花

する可能性は皆にあると言えるでしょう。

 

 

自分はいつも運が悪い

視野が狭い・思い込みが激しい

一度ポキッと折れるとなかなか立ち

直れない、自分なんて…という否定的

な思いから抜け出せない

という方は 札幌の銀のすずプレミアム

を頼ってみてくださいね。

 

レジリエンスの開花を、共に目指しませんか。