うつ病について
今回のテーマは「うつ」です。
「鬱」と漢字で書くと
なんだかドッシリ重く感じるので、
ここでは「うつ」と表記します。
そして、うつの時って、
文字を読むのも
すごく疲れるものです。
むりなら読まなくていい
読みたい時に読めばいい
と思ってください。
うつは“心の風邪”と言われることがあります。
この表現は、なんとなく合っています。
ある時に瞬間的に風邪をひくのではなく、
徹夜が続いていたり大雨で身体がぬれたり
ちょっとだるいけど無理していたら高熱が出
たり何かしらの“理由”や“予兆”があります。
ただし、その理由や予兆はコレと特定できる
ものではなかったり、
雨で濡れても風邪をひかない時もあったり。
“AならBが起きる” というほど限定的なもの
ではありません。
うつも同じく、
「今うつになった」という瞬発的なものではな
く、じわり、じわり、とうつになっていきます。
その理由や予兆は様々で、
コレと明確に示すことがちょっと難しい場合が
ほとんどです。
そして、
風邪なら薬と栄養と休息が必要なように、
うつも、「ゆっくり休む」ことが大事なのです。
誰しも風邪をひいた経験がありますが、
「このまま一生、熱が下がらないかもしれない」
と思ったことはありますか？
入院を要するほどうなされると
こんな考えも浮かぶかもしれません。
でも、多くの場合が苦しみながらも
「２〜３日寝ていれば大丈夫」
「来週には仕事にも行けるだろう」
と“いつかは良くなる見通し”が立っています。
徐々に体調が回復する実感を持つこともできます。
一方で、うつは、
「もう全部だめだ」
「もう消えてしまいたい」
と見通しが“真っ暗”になってしまいがちです。
身体だけでなく精神的なことなので、
回復の実感 もなかなか伴いません。
これが、
“うつは心の風邪”というには
あまりぴったりではない点です。
だからこそ、すごくしんどいのです。
それでは、
自分がうつになったらどうすれば良いのか・・
身近な人がうつになってしまったら何ができる
のか・・・もお話ししましょう。
①睡眠
睡眠は本当に大切です。
徹夜明けに車の運転をするのは危険ですね、
これと同じです。
睡魔だけでなく、注意散漫になる、イライラ
しやすくなるなど、睡眠が足りていない時の
人間は、不調が多発します。
心療内科・メンタルクリニックを受診して
一時的にでも、よく眠れるようお薬をもらうこ
とが有効な場合があります。
「寝つけない」
「何度も目が覚める」
「早くに目が覚めてしまう」
これらは、うつ症状の特徴の一つです。
睡眠の問題が少し良くなると、
身体の不調も少し改善され
気晴らし・気分転換の活動がしやすくなります。
②カウンセリング
身体の病気の場合は休めるのに、
精神的なことでお休みするのは
「恥ずかしい」「申し訳ない」
と思ってしまいがちなのも、
まさにうつの特徴です。
うつ状態だと、
ほとんど全てのことに対して
「申し訳ない」「私のせいで」
という気持ちが付きまとい、
無理を募らせてしまいます。
この点は、睡眠が改善されても
根強く残っていることがあります。
そんな時は、カウンセリングです。
まずは、
「申し訳ない」「私のせいで」という気持ちを
安心して吐き出せる場をもつ意味があります。
そして、ゆっくり
何が申し訳ないと感じるのか
どうして私のせいだと思うのか
など掘り下げて、
その思考をつくっているパターンを見つけて
いきます。
多くの場合、
“〜でなければならない”
“絶対に〜であるべき“
といった
バランスの偏ったカタイ考えになっています。
カウンセリングや心理療法を通して、
カタイ考えを柔らかくしたり
ちょうど良いバランスに整えたりします。
カウンセリングはお薬と同様の効果をもたらします。
またカウンセリングの時間に学んだこと感じたことは、
定着と応用ができます。
そうして、うつ状態から少しずつ回復していきます。
“うつ”で悩んでいる方は、
精神科・心療内科・メンタルクリニック を受診して
の薬物療法またはカウンセリングも頼ってみる
ことをお勧めします。
うつに悩む方にとって
「頼ってみようかな」と思っていただける
銀のすずpremiumでありたいと願い、
私も日々穏やかに、精進しています！
ぜひお問い合わせください。
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