うつ病と診断されてから約7年が過ぎていました
うつ病と診断されてから約7年が過ぎていました。
心療内科の薬を服用し、良くなったと思ったらまた元に戻るという繰り返しで、漠然と薬だけに頼ってきたことへの不安や、診療時お医者さまに症状を話すだけでは、なにか満たされない気持ちが強くなっていました。
また、職場でのあまりの無理解や家族とのかかわりにも悩み、途方にくれていたと思います。
そこで、すがる思いで『銀のすず』へと足を運んだのです。
しかし、カウンセリングや催眠療法などに対してかなり不安はありました。
カウンセリングといっても、何からどう話したらいいんだろう・・・。( ただのグチになってもいいのだろうか。)
自分の中の隠しておきたいことや、考えを見透かされるのではないだろうか・・・。
先生は信用できる人なのだろうか・・・。
その心配は、初めてのカウンセリングでほとんど解消されました。
ずっと表情を見られたくなくて離せなかったマスクをとり、肩のコリが軽くなっていることに驚いていました。
カウンセリングの中で、それまで考えもしなかった視点からの質問に戸惑うこともあったし、自分自身と向き合うことに疲れ、
勇気のいることもあったのですが、先生はいつもゆったりと私が考えるのを待っていてくれました。
それまで感情にフタをしていた自分の殻が、少しずつはがれていくのを感じました。
あの時間がなかったら、今の自分に辿りつくまでにもっともっと遠回りしなければならなかったと思います。
著者:土井裕(公認心理師・精神保健福祉士)
札幌で心理カウンセリングを行っている 土井裕(どい ゆたか) です。
このブログは、悩みや不安を抱えている方が、少しでも気持ちを軽くして前向きになれるきっかけになればと思い書いています。
専門的な内容もできるだけわかりやすく、やさしい言葉でお伝えするよう心がけています。
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