自分の神話を持つこと
ある心理学者は、「人間は神話を失うと心の問題を生じる」と言いました。
たとえば、神から命を与えられたという神話(信仰)を持っている人は、
神に感謝をしながら毎日を過ごしたり、辛い出来事も神から与えられた試練だと
解釈して耐えることができるというものです。
日本のように信仰を持たない民族は、根本的な支えがないから、
心の問題を生じやすいと考えられています。
どうして生まれてきたのか、なぜ生きるのか?
支えにしたがるのではないでしょうか?
「なぜ、自分は生きるのか? 僕は働くのか?」 解答はどこにもない。
ないなら、自分の心と対話して、自分だけの納得のいく神話を
発見して創りだすのも楽しいものです。
著者:土井裕(公認心理師・精神保健福祉士)
札幌で心理カウンセリングを行っている 土井裕(どい ゆたか) です。
このブログは、悩みや不安を抱えている方が、少しでも気持ちを軽くして前向きになれるきっかけになればと思い書いています。
専門的な内容もできるだけわかりやすく、やさしい言葉でお伝えするよう心がけています。
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