仮 面
ラテン語で仮面のことを「ペルソナ」といいます。
心理学では外の世界に対して見せる顔を意味します。
人は会う相手によってれぞれ違う仮面を被って適応し
ていると云われています。
旦那の実家に行くと、いつもの夫とは違う雰囲気が気持ち
悪く思った、恋人時代と結婚後があまりに違いすぎる、
こんなはず じゃなかったと今更だが後悔している・・。
てなことはありませんか?
スピード結婚は離婚率が高い理由は当たり前ですが、
相手の仮面の下(自我)を覗けないままのゴールイン
は、できるだけ避けた方がよさそうです。
周囲がどう思うかということだけを基準にしているのが
ペルソナです。
ペルソナばかりだと本当の自分がわからなくなる。
逆に、周囲よりも自分がどう思うか(自我と呼びます)
ばかりだと、周囲と調和ができなくなる。
対人関係の悩みでは、ペルソナが強すぎて疲弊している
状態が多いようです。
自分らしく生きるには、内面へ意識を向ける時間を持つ
ことが大切ですね。
著者:土井裕(公認心理師・精神保健福祉士)
札幌で心理カウンセリングを行っている 土井裕(どい ゆたか) です。
このブログは、悩みや不安を抱えている方が、少しでも気持ちを軽くして前向きになれるきっかけになればと思い書いています。
専門的な内容もできるだけわかりやすく、やさしい言葉でお伝えするよう心がけています。
「ちょっと読んでみようかな」と気軽に立ち寄っていただける、そんな場所になれば嬉しいです。
